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2022年3月10日木曜日
ミキモト あこや真珠4石 ダイヤモンド WGK14 ペンダント付きネックレス #VJJ23071
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2022年3月5日土曜日
使い込んだオパール 千本透かし リング #10 昭和ジュエリー #VJJ22282
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日本で作られた千本透かしのリングです。
オパールは地の色にほんのり青みも感じられ、色彩も豊かで遊色もありつつ透明感もあります。
写真では、黒背景のものは緑っぽく、木の板背景のものは青みが強く出ているように見えます。
相当気に入られて使い込まれていたんでしょうね。表面ガサガサでした。
それを、爪にセットしたままではありますが、軽く磨いてもらいました。
深い凹凸は残っているものの表面は研磨していますので艶感が戻っています。
オパールの縦横サイズは 約18.7 x 11.2mm
一か所爪のところに接着剤が使用されています。
磨いてくださったところが気を利かせてつけて下さったのかもしれません。
剝がしたくはなりますが、固定という意味では良いのかもしれませんが…うーむ
ご希望であれば剥がします。
枠はプラチナの鋸刃透かし
一本一本透かしているのですが、線の詰め方がすごい。この手仕事感が残っているジュエリー達は残していきたいですね。
線がとても歪んでいるところがありますが、可能な範囲で直してもらいます。できなかったらごめんなさい。
現代感覚だと、見えない部分にこれだけの手間をかけれるかというとなかなか難しいでしょうからね。
そもそもこれだけ詰めて透かせる方がどのくらいいらっしゃるだろうか?
モノづくりも大きな時代と共に工程も様変わりしていきますが、今の時代では気付けば見つけることも難しくなってきました。
だからこそ大事にしていきたいという気持ちがあります。
千本透かしの部分と、石に触れている部分の間に隙間がありますが、重さがかかって歪んだんでしょうね。隙間が狭くなっている箇所があります。
と、書きますと、欠点のように思われると思いますが、
そもそも、手作りでわざわざ隙間を作るために工程増やして隙間作っているところが、そもそもモノとして豊かさを感じるんですよね。
時間や工賃気にしていたら、わざわざこんな事しないですから・・・
などなど考えていくと、やっぱり手作りで手の込んだものは好きだなぁ〜 と思います。
現代の価値観の豊かさとは違うと思いますが、豊かですよね。別の言葉で言うと、ゆとりがあるというか、手間暇かける余裕があったというか…
そういったモノづくりをされて作られたものは力があるというか、魅力があるというか、工芸品を見るのと似たような部分の心が揺さぶられます。
石座は手作り、アームも手作りだと思います。
枠全体に小キズあります。
サイズダウンの痕跡あります
時代は、昭和30-40年代でしょうか?
刻印は P.m(陽刻)消えかかっています
仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。
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2022年3月4日金曜日
ヴィンンテージ 大粒アメシスト ベビーパール取り巻き 帯留 K18 #VJJ22281 昭和
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カボションカットされた大粒のアメシストの周囲にベビーパールがぐるりと爪留めされた昭和に作られた帯留
アメシストは色は明るめで透明感を感じますが、内部に大きなインクルージョンがあります。
ただ、こちらは作品の出来具合、地金の使い方を考えると、宝石のランクを落として作ったというよりは、当時選べる選択肢の中ではきちんと選んで制作したように思えます。
時代がいつ頃のものなのか?という事に関しましてとても悩みますが、
それはさておき、地金がしっかりと使われています。
重たいから高級だとかいうそういう野暮な価値観ではなく、
枠をしっかり作り込んで、裏側もきちんと透かして装飾しています。
こちらは、パーツを組み上げていったのではなく、輪っか状のものを削って透かして石座の上部の部分にロウ付けしたもののようです。
極小のミル打ちも良いですね。
リングだと、すり減っているものがとても多いですが、帯留は何かにあたるなどということがあまりないのでしっかり綺麗に残っています。
ベビーパールは爪留めのみ、真珠用の接着剤を使っていないんですよねぇ〜
もちろん、接着剤を使用している方が落下のリスクは減らせるのですが、この小さな球を爪留めしてるんですよね。
で、その爪はどうやって作るのかというと、タガネを槌でコンコン打ち付けながら、鏡面んてきな平面を作りつつそれと同時に地金を起こしていって爪を作ります。
。。。説明下手ですみません。
要するに、手作りで、面を作るときに同時に爪を作り上げているのです。
細いパーツをくっつけて、「はい爪です」ではないんです。
枠を鋳造して最初から爪が出来上がっているものとはもちろん違うんです。
ベビーパールは1石表面にヒビが入っているものがあります。
こちらは、付け替えとなると接着剤を使用する事になると思いますし、現状の見た目で交換が必要だなという程ではありませんので、このままでの納品を考えております。
時代は・・・
難しいですよねぇ、地金をしっかり使ったがっしり感で考えると昭和の後期とか平成とかそういう事も頭をよぎりますが、
帯紐を通す輪の細さ、刻印など考えると、やっぱり昭和かな
では、一体いつなんだ?
となると迷ってしまいますので、
昭和30−50年代前後かな?
というぼんやりしすぎている感じですみません
横 x 縦 :約 25.6mm x 20.1mm
厚み 石座の下から頂上 約11.5mm / 帯紐を通す輪の下から頂上 約14.3mm
刻印は K18(陽刻)
仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。
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