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2023年3月12日日曜日

キラキラオパール でも一つヒビあるよ K18WG ペンダント兼ブローチ 中古 #VJJ33022 #VJJ肥前屋



透明感があり、色彩、遊色もしっかり楽しめるオパールが15石使用されたペンダント兼ブローチ

残念ながら三つあるお花の左下のお花の左上の石に表面まで達している亀裂があります。
(一番下の写真では大きなお花の右上(2時方向)のオパール)
指輪ですとご注意くださいとコメントしないといけないくらいですが、ペンダントやブローチは指先とは使われ方の状況が違いますので、コツコツ硬いものに当たらないように気を付けていただければ、
このままどんどん割れていくという心配はないと思います。
まぁ、指輪でもよっぽどの衝撃を与えないと割れないとは思いますが念のため。

でも、写真はちょっとギラギラに写りすぎています。

上の小さなお花と下の二つの大きなお花とは色が分けられており、オパールの質も綺麗に分けられているので、割れている石の交換などは難しいと思います。
ホントは割れてない方がいいですけどね。まぁ、でも、これだけめちゃ綺麗なオパールがそろえられている品物もなかなかみませんからね。

枠は鋳造です。

時代は、平成

刻印は K18WG 、5.04 、D0.34

仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。



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素通りできない石のはずれたリング枠&ファイヤーオパール /18488 #VJJ18488 #VJJ肥前屋 昭和ジュエリー




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2023年3月2日木曜日

もりもりの手巻き唐草 ブルートパーズ リング #13.3 #VJJ33021 #VJJ肥前屋 昭和ジュエリー




日本製のヴィンテージリング
こちらは昭和の末期ですが平成も終わり令和の今はヴィンテージと言っていいくらいにはなってきましたかね?

今まであまり扱ってこなかったブルートパーズ
基本的に放射線処理がなされている石なのであまり好きではなく扱ってこなかったんですよねぇ
ただ、枠を見ると扱いたくなり
ブルートパーズは良くない石というわけではなく、ジュエリー業界では認められている石で、個人的に好みではないってだけで
枠を紹介したい気持ちの方が強くなってのご紹介です

気づけば徐々に見る機会も減ってきている唐草。
唐草も、工程がいろいろありまして、鋳造で枠丸ごと作られたものと、手作りで組み上げたものとがあります。
その違いは大きいと考え、「手巻き唐草」と、呼ぶようにしているのですが、
ぬるっとした唐草とピシッとした唐草の違い分かりますかね?
まあ、普通はわかりませんよね。
でも、プラスチックの漆器と、木製の漆器も同じで
違う違うという視点で見ていると違って見えてくるように、
(プラスチックのものはなんだか硬そうで平面的に見えるんです)
唐草も違って見えてくるんですよね~

石座が上に上に伸びて、日本が自信に満ち明るい未来を信じて疑わなかった時代のリングでそういう時代の空気感が指輪にも反映されていますね。

しっかりとした爪、肉厚の枠、ピシッとした唐草
アームの面取りは、おそらくですがどこかのタイミングで仕上げをした際に面取りを意識して磨かずに一気に磨いちゃったのかな?という雰囲気にはなっていますが…
まぁ、アームのことなどほとんどの人は気にしませんよね。そうだからこそ工程を省いていくという事も起こりうるのですが、昭和ジュエリーにはなんでそんなところまでひと手間欠けているの?というものが多く、見ていて楽しいですね。

石座は手作り、アームも手作りだと思います。

サイズアップの痕跡あります

ブルートパーズは表面、ガードルに微細なキズはありますが、中古としては良い状態と言えます。

時代は、昭和60年代前後

刻印は Pt900(陰刻) 、 949 、 018 、 「z」の筆記体のような「る」のような刻印

ロウ付けが外れそうな箇所がありますので、職人さんと相談しそこにロウ付け可能であればロウ付けします。
アームの面取りは行うデメリットが少なそうであれば行いますが、こちらも職人さんと相談しての判断になります。
仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。



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2023年3月1日水曜日

これから石落ちなど修理します 翡翠 ダイヤモンド取り巻き 腕に彫り P.m リング #14? #VJJ32251 #VJJ肥前屋 昭和ジュエリー



日本の職人さんによって作られたヴィンテージジュエリー

翡翠は内部の中央付近に大きめのインクルージョンがあり光にかざすと割と目立ちます。
翡翠の表面は微細な凹凸はあります。一枚目の写真での光を反射しているあたりも小さなキズはありますが、実物はこの写真ほどの感じではありません。
でも、そのくらいあると思っていただければがっかりされることもないかもです。
まぁ、このリングの枠のコンディション、経年を考えますと、よくぞご無事でといった感じではあります。
透明感はまあまああり、強い光を当てなくても透明感を楽しめます。光にかざすと、真ん中あたりのインクルージョンが目に入りますが、それを差し引いても翡翠の魅力的な輝きは楽しめます。

翡翠を留めている爪は、上下方向に二本づつ、左右は三本ずつあります。
このような感じの留め方は初めて見るかも?

ダイヤモンドの留め方は中央側は小さな溝に引っ掛けつつの爪留め。
全部が引っかかっているというわけではないけれどもこの辺りの景色もタガネの槌目の跡が残ってて昭和の高度な職人技が垣間見えて楽しいです。

ダイヤモンドが石落ちしていましてそのまま爪をつけるわけにもいかず、
翡翠が付いたまま火も使えませんので、一旦翡翠を外しまして、爪を付けたりダイヤモンドをセットしまして翡翠の再セットになります。
こちらも結構な外科手術ですね。
まぁ、でもそれをやるだけのものが備わっていますね。こちらのリングには。

アームはぐにゃぐにゃ。
元々アームが細いと言うのもあるでしょうし、ダイヤモンドの石落ちなどを見ると結構ハードな使い方をされていたのでしょうかね?
そんな中でも翡翠自体はコンディション保てていますのでハードに使いながらも、少しずつは当たりながらも翡翠に硬いものが当たらないような気づかいも忘れずに使用されてた感じはあります。
これだけ使われてこの状態になっても、まぁ修理すればなんとかなりそうなので、ある意味このリングは幸せだったのかも?
勿体無い、キズが怖いと言いながら箪笥の中で長期間眠り続けることになるのは勿体無いですからね。

時代とともに、修理しながら世代を超えて生きていくジュエリーとしてちゃんと生きていると言えばそうなりますかねぇ
まぁでも、あまりこういうキラキラ言葉で煽るというかそう言うつもりで書いているわけではなく、
まぁなんというか別の視点で見てみると立派なボロボロの中古品
ってことで・・・

とはいえ、リング自体品格というかなかなかのものが備わっていますので、令和の現代に手入れをして次の世代を生きてもらいたいなと・・・

石座は手作り、アームも手作りだと思います。

サイズ直しの痕跡 サイズアップの痕跡あります

時代は、うーん、昭和30-40年代前後?ですかねぇ??

刻印は P.m(陽刻)

修理の後納品いたします。




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