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2021年4月29日木曜日

珍妙って程ではないですが… ヴィンテージ ミキモト 黒趙真珠 K14WG ペンダント 昭和 #VJJ14291



ミキモトのヴィンテージのペンダント

これはいったい何なんだろう?
個人的には、木の洞?ミノムシ?
いや、穴の中に、真珠があるからどちらも違うんだろうけど、
だとしたら、何を表現しているのか?

・・・っていうか、現代感覚で見ると、この無駄に地金を使っているずっしり感は何なんだ。
かつての日本は、こんなことができた豊かな時代だったんですねぇ~

そういう意味でも、現代ではまず生まれないであろうデザインかなと…

黒趙真珠は、サークルっていうんですかね溝が幾筋も入っていたり、
えくぼもチラホラ、そもそも球形ではなかったり、
ミキモトさんっぽくないと言えばそうかもしれませんが、
確かにミキモトといわれないとわかりませんね。

枠は鋳造ですねぇ

時代は、昭和・・・ うーん、昭和40-60年代?
幅広すぎますね。
似たものが多くないのでよくわかりません。

刻印は 貝М(ミキモト刻印) 、 WGK14

仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。



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2021年4月28日水曜日

スターサファイア ダイヤモンド P.m リング #13.5 昭和ジュエリー #VJJ14271


日本製の細工の細かなハンドメイドヴィンテージリング
石座も、アームも手作りだと思います。

・・・
などと、説明書く前に先に、頭の中をぐるぐる回っている、書きたいことを書かせていただくと…
このリング、どこの業者さんかわかりませんが、仕上げで磨いてるんですよね…
それだけで済むなら、綺麗ですねで話は終わるのですが、
経年か、その磨きによるものかわかりませんが、
ちょっと磨きすぎてるんじゃないの?
という疑問がチラつくんですよね…
こういうリングは、できれば何も手を加えないときに出会いたかった…

それはさておき…
ちょいと凝った作りのリングです。

角の無いカボションカットの石を留める場合、引っかかりがないので、爪が長ーくなる場合もありますが、こちらは目立たないくらいの長さ、太さで上手ですね。

周囲はダイヤモンドがセットされています。
ダイヤモンドは透明感あって綺麗ですよ。

ミル打ちも施されてますが、そもそもこういう割としっかり地金を使ったリングにミル打ちというのは見る機会は少ないですね。
ミル打ち消えている部分も多いのは残念ですね。経年によるものならば仕方ないなと思いますが、仕上げで強く磨いたためというのであれば、ちょっと勘弁してほしいですね。
工程や、技を考えない人が扱うとこうなりがちなので…

ミル打ちが消えているからと言ってスルーしたくなるリングかどうかと問われると、
スルーするわけないので、どっちにしろ私の元へやってくることになってたことにはかわらないのかもしれませんが、
できれば、よくわかってない業者さんはあまりいじらないでもらいたい…
ミル打ちのある部分の下の方に、点々と穴を打ってる装飾がありますが、たまりませんね。
見えないところに手の込んだ細工を施してる。
その美意識、作る姿勢が素晴らしいなと…

同じことをくどくど書いてしまいますが、
作りもひと手間ではありますが、
使い方もそうですが、どういうメンテナンスがなされてきたのかとか、
経年とともに、ジュエリーに上書きされていくんですよね~
そういうことを考えると、もっとやりようがあったのではないかとか、
いろいろ考えちゃうんですよ。
不注意な仕上げによって消えたものかはまだ分かってませんけど。

まぁしかし、どういうメンテナンスがなされていたとしても、
私の元にやってきてくれたことは嬉しいわけで、
といった感じで、残念かもと思う気持ちと、うれしい気持ちが交差してます。

何を書いているのかよくわからなくなってきましたが…

スターサファイアは、まぁぼちぼちな感じですかね。
通常のシーリングライトだと、光源の直径が大きいのか、線がややぼんやり見えますが、
ミギテさん(ハンドモデル)の下の2枚の写真は、カメラのフラッシュで撮影しましたが、
ビシィッと力強くはありませんが、スターサファイアですね。という感じの線は出てますね。
古いものは、裏側がラフな凸凹なものも多いですが、
こちらは、大方すりガラス状に研磨されていて、一か所えぐれて凹んでいます。
現代感覚でいうと、凹んでてラフな部分が見えるよりは、大きさを犠牲にして整ったカットを目指しているのかもしれませんね。
内部にインクルージョン多いですし、表面にキズもあります。
写真は、木の板背景のものは、ブルーが鮮やかになりすぎている感じもありますね。
スターがすごいから選んだというよりは、リングとしてのデザイン、細工の細かさの魅力が主体のリングと思っていただけたらと思います。
刻印も、6.19とありますが、
昔のリングの石目が結構アバウトなので、このリングにかかわらず正確ではない場合も多いかと思います。

時代は、どんなもんでしょうかねぇ 昭和40‐50年代前後でしょうか

刻印は P.t(陽刻) 、 6.19

付属品 中央宝石研究所ソーティングメモ付き

メンテナンスの後納品いたします。



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2021年4月25日日曜日

うっすら半透明 黄緑ネオンカラーの斑のオパール 手巻き唐草 リング P.m900 #11 #VJJ14251



日本製のヴィンテージリング

石はオパール
石座の装飾に唐草が施され、両脇にダイヤモンド3石ずつ
唐草も、ダイヤモンドをセットしている爪もやや太めかなという印象です。
まぁそれは、技量の有無というよりは、地金をふんだんに使えて、重厚感が好まれた時代の影響も大きいとは思いますが…

いいっすよねぇ~ しっかり、がっしり
かつての日本の経済力の強さが感じられます。

オパールは、やや透明感があり、光にかざすとうっすらオレンジ色に見えます。
斑はネオンカラーの黄緑色のものがメインです。
別の光源で見た場合、黄色、オレンジも出てきましたので、この色ですと特定するのは難しいですね。
写真だと、ベターっと斑が張り付いているように見えてますが、見る角度では斑が引っ込んだりもするのでもうちょっと浮遊感のある色彩です。
木の板背景のものは、青みが強く出すぎています。地の青みはあまり感じられません。
気に入って使っていたんでしょうね、表面は小キズが多いです。小さな凹みもあります。
業者さんに頼んで、枠にセットしたままですが可能な範囲で磨いてもらおうと思っています。軽い研磨ですので、凹みはなくなりません。

石座は手作り、アームも手作りだと思います。
唐草の線が太い(厳密にいうと板なんですけどね)と書きましたが、おおざっぱという意味ではなく、唐草の上にあえて作られた横長の窓だったり、面取りのアーム、肩のあたりの装飾など飾りに対する意識は高いんですよね。
横長の窓は、両サイド、つまりダイヤモンドがセットされている付近は開いていませんので、輪っかを組み上げて爪のところでロウ付けではなく、鋸刃を入れて窓開けたということでしょうかねぇ?
通常は輪っかを組み上げてる気がするのでちょっとその辺も珍しいような気もしますが・・・

地金たっぷり使って、ひと手間二手間かけて作っていますから、コスト意識は低めとも言えますが…

時代は、昭和50年代前後ってところでしょうか?

刻印は D0.17 、 [P.m][900](陽刻) 、 ダイヤモンド型五角形に「Y」

仕上げ他メンテナンスの後納品いたします。



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2021年4月24日土曜日

手作りだよ 翡翠 ダイヤモンド Pt900 ペンダント 中古 #VJJ14241



お久しぶりでゴワス
いや、お久しぶりでございますか?
いや、やっぱゴワスかな?
じゃなくて、ひらがなのごわすかな?
いやいや、普通にお久しぶりでございますでしょ。
いや、そもそもそういう挨拶いるのか?
うーんでも、お久しぶりでごわす
・・・
なんか違う。



お久しぶりでございます。
まぁ、いろいろと、いろいろとありまして
ジュエリーの紹介がかなり滞っておりましたが
ぼちぼち紹介していきたいなと…
春ですしねぇ
日差しも強くなってきましたしねぇ…
翡翠の季節になりましたね。

って事で、翡翠のペンダントの紹介です。

さて翡翠ですが、ここ数年前くらいから含侵処理されていますか否かのご質問がありますが、当店では含侵処理された翡翠は取り扱っておりません。

厳密にいうと一石ずつ鑑別に出さないと、という話になるかもしれませんが、
鑑別、ソーティングに出していなくても大丈夫でしょう
というものを紹介しております。

ちなみに、エメラルドはノンオイルと書いていないものはすべて含侵されていると思っていてください。

各宝石の長年の歴史による処理に関する価値観の問題ですから、エメラルドは含侵処理は当たり前だったりもします。

あ、そうそう翡翠は含侵処理されているものは、論外でアウトと思っていますので、
わざわざ、この翡翠は含侵処理されていません!
とか、もったいぶって書きません。
当たり前に含侵処理されていないだけです。
あたかも、含侵処理されていないことが付加価値のように書く業者いますが、
別に普通のことです。
含侵処理されているものがアウトってだけの話で…

まぁまぁ、悪くないねって感じの翡翠です。
内部にもやもやインクルージョンあります。
透明感が前面に出てる感じではないですが、ないわけではなく、透明感は少しは感じることができます。
というところで、まぁまぁ、悪くないね という表現になります。

黒板背景の写真は翡翠が明るく写りすぎていますのでご注意ください。

取巻きは、ちょっと珍し テーパーカットのメレダイヤモンドも使用しています。
明らかな欠けとかはないですが、ピンピンに角が立っているというよりは、ごくわずかに欠けてる?という感じです。
まぁ、角の欠けはテーパーカットダイヤモンドの宿命ですかね?
ダイヤモンドは絶対的なものではなく、ダイヤモンドも欠けるそんなもんだと思っていただければとは思います。
もちろん、コンディション最良が一番良いですが、
気に入って使いこまれたヴィンテージジュエリーを多く扱う当店ですと、珍しいことではなく割と頻繁に目にしますね・・・

インクルージョンがぁ~とか、キズがぁ~とか、欠けがぁ~とか書くとそこばかり目が行きがちですが、
こちら、ペンダントの輪っかの部分もダイヤモンドがセットされているところもポイントですね。
ほとんどのペンダントが取ってつけたような輪っかなのに対し、こちらは地金部分が極力見えないようなデザイン
ありきたりな量産感の無い凛としたたたずまいというかなんというか・・・

という視点を加えて、改めて見てみると
まぁまぁ、悪くないペンダントぢゃないっすかね?

という感じになりますね。

刻印 30(ダイヤモンド計0.3ctという意味?) 、 Pt900

仕上げ他メンテナンスののち納品いたします。


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