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日本製のヴィンテージリング
こちらは昭和の末期ですが平成も終わり令和の今はヴィンテージと言っていいくらいにはなってきましたかね?
今まであまり扱ってこなかったブルートパーズ
基本的に放射線処理がなされている石なのであまり好きではなく扱ってこなかったんですよねぇ
ただ、枠を見ると扱いたくなり
ブルートパーズは良くない石というわけではなく、ジュエリー業界では認められている石で、個人的に好みではないってだけで
枠を紹介したい気持ちの方が強くなってのご紹介です
気づけば徐々に見る機会も減ってきている唐草。
唐草も、工程がいろいろありまして、鋳造で枠丸ごと作られたものと、手作りで組み上げたものとがあります。
その違いは大きいと考え、「手巻き唐草」と、呼ぶようにしているのですが、
ぬるっとした唐草とピシッとした唐草の違い分かりますかね?
まあ、普通はわかりませんよね。
でも、プラスチックの漆器と、木製の漆器も同じで
違う違うという視点で見ていると違って見えてくるように、
(プラスチックのものはなんだか硬そうで平面的に見えるんです)
唐草も違って見えてくるんですよね~
石座が上に上に伸びて、日本が自信に満ち明るい未来を信じて疑わなかった時代のリングでそういう時代の空気感が指輪にも反映されていますね。
しっかりとした爪、肉厚の枠、ピシッとした唐草
アームの面取りは、おそらくですがどこかのタイミングで仕上げをした際に面取りを意識して磨かずに一気に磨いちゃったのかな?という雰囲気にはなっていますが…
まぁ、アームのことなどほとんどの人は気にしませんよね。そうだからこそ工程を省いていくという事も起こりうるのですが、昭和ジュエリーにはなんでそんなところまでひと手間欠けているの?というものが多く、見ていて楽しいですね。
石座は手作り、アームも手作りだと思います。
サイズアップの痕跡あります
ブルートパーズは表面、ガードルに微細なキズはありますが、中古としては良い状態と言えます。
時代は、昭和60年代前後
刻印は Pt900(陰刻) 、 949 、 018 、 「z」の筆記体のような「る」のような刻印
ロウ付けが外れそうな箇所がありますので、職人さんと相談しそこにロウ付け可能であればロウ付けします。
アームの面取りは行うデメリットが少なそうであれば行いますが、こちらも職人さんと相談しての判断になります。
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