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日本製の手作りヴィンテージリング
スカラップ的な石座に、ドリルで穴をあけ、二本線を入れた王冠透かし。
この透かしが間隔も詰まり、線も長い。なかなかに上手なんですよね~
石は、合成サファイアだと思います。
入手したまんまの状態で撮影していますが、結構汚れています。小傷もそこそこ入っていますので、割と使用されていたのだと思います。
色は濃いピンクでうっすら青みも感じます。
残念ながら、枠の一部が切れています。
そして、石座とアームの角度も90度ではなく、片方に寄っています。
ですので、おとどけ前に、可能な範囲で修理しましてからの納品となります。
わざわざ、そこに工賃をかけてやる意味あるのか?
というご意見もあるのかもしれませんが、
昔作られたジュエリーを、現代の職人さんがメンテナンスするということそのものに意味があると思っています。
前述のように結構使用感あるのに、アームの歪みは別にして、石座の歪みは少なく、爪はしっかり石を留めていてぐらついていませんし、石の微細な傷はありますが、大きな傷も少ないので、丁寧に使われていたんだろうなと想像できます。
石座がかなり歪んでいるならともかく、まぁこのままでも大丈夫かな?といえばそうなのかもしれませんが…
まぁ、でも切れている個所も修理しておいた方が強度的にも見栄え的にも良いのかな?と・・・
割とこのようにどっちを選択しようか迷うことはありますね。
時代は、昭和 30-40年代前後でしょうか?
刻印は K18(陽刻)
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