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日本で作られたヴィンテージの帯留
エメラルドはインクルージョンあり、めちゃ色が深いという感じではありませんが透明感があり、キリリとした輝きで綺麗ですよ。
刻印は Pm(陽刻) 、 E.36 、 0.95(C.95に見えますが、0がうまく打てなかったのだと思います)
ダイヤモンドも綺麗です。
ダイヤモンドが前面に施されているようにも見えますが、一列のみで
あとは彫りなどによってできた面の反射やミル打ちの粒などでも細かい反射が見られます。
枠は手作りだと思います。
ダイヤモンドとダイヤモンドの間の溝も良いですねぇ~
多分、鋳造だとここまでピシッとはならないんですよね。
そのピシッとした線も、正確無比とかいう工業製品的なものではなく、人の手で溝を作っているのだと思いますが、ある意味荒々しいというか、細かく見ていくと荒々しいのですが、もう少し引いてみるとピシッと見えるというか…
うまく言えないのですが、こういう一つ一つが手作りのジュエリーの味わいというか奥行きというかそういう要素になっていて、現代のジュエリーではそういう愛でるポイントが違ってきているのかなと…
現代だと、スペック重視というか
何の石で何カラットとか、どこぞのブランドとか、そういう文字で表現できるような部分に価値が寄っているといいますか、
そうではない価値観の時代の、職人技が盛り込まれたジュエリーです。
側面は、唐草と思いきや直線のジグザグ。まぁ、この辺は作り手のこだわりでしょうねぇ、普通は唐草や、丸いパイプを短くカットしたものを配置して横長の窓を作るとか、そういう感じなのでしょうけれど、あえてジグザグで行きたい。と・・・
ロウ付けの箇所も増えるので手間は増えてるのでしょうけど、手間よりも細工。そういう価値観がこの帯留からはにじみ出ていますね。
時代は、昭和40-50年代?
刻印は Pm(陽刻) 、 E.36 、 0.95(C.95に見えますが、0がうまく打てなかったのだと思います)
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