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ドーンと面の広いエメラルド
遠目に見ても存在感ありますが、めちゃインクルージョンあります。
テーブル面に達しているキズも多いです。
エメラルドはそのほとんどが表面まで達しているキズを持っている石ですから、当たり前といえば当たり前ですけれども、その程度が激しい感じですね。
とはいえ、ボロボロ崩れていきそうとか、もろそうとかそういう感じではなく、普通にエメラルドを扱うように扱っていただければそんなに心配いらないかと思います。
そこそこの使用感ありつつも、ちゃんと劣化もなく数十年とどめていますしね。
インクルージョンありすぎてエメラルドっぽくない雰囲気もありますが、
この面の広さのエメラルドはなかなかないですね~
写真写りはエメラルドの撮影は難しく、通常の照明ですと明るすぎの色になりましたので、ライトを消してかなり暗い中で写したものをトップの写真にしましたが、それだと実物の方がもうちょっと透明感がない感じです。難しいですねエメラルドは
脇のダイヤモンドはスクエア寄りのバゲットカットです。
ラウンドではなく、バゲットってところがダイヤモンドの透明感が活きて良いですね。
面が広く厚みがない石で、石座も高く高くという意識がそこまでないデザインですので、石座の座高も比率としては唐草のリングにしては低めに抑えられています。
唐草は割とシンプルですが、石座の横幅が広いので唐草も横に広がり見ごたえあります。
肩はダイヤモンドを留めている個所からアームに掛けて三本の線が伸びていますが、中央が鏡面光沢、両脇がつや消しとなっていたり、肩とアームのつなぎ目部分に溝が彫られていたり、目立たない箇所ですが、作り手の飾りに対するこだわりのようなものが垣間見えています。
アームは面取りがなされていまして、中央部分はつや消し加工されています。
こういう、何気ない部分にひと手間二手間かけていますので、
安い粗悪な石をセットして、とにかく製造コストを安く抑えようという発想で作られたものではないというところがわかりますね。
爪は、この時代の爪は爪自信が主張しすぎているものが多いですが、分厚すぎない感じで、というかやや細めで石が主役になれる感じですね。
時代は、 昭和40‐50年代?
刻印は Pt(陽刻) 、514 、025
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